2021年3月4日木曜日

Napの考えること2021(その124)「言の葉」


先日TVをつけたら「うっせぇわ」という巷で少し話題になっているそうな。この歌の歌詞が過激であるとかないとか。子供が「うっせぇわ」と連呼して歌うから大丈夫か? 的な話だった。コーヒーを煎れながら流し聞きだったので詳しくは分かりませんが。


そこでふと思いました。古い話で恐縮ですがその昔、「ドリフターズ」という国民的なコメディアンのコントグループが人気のテレビで「うん○チ○チ○」というギャグを飛ばし、それが子供たちに大受けして、そこらじゅうで真似しだすという話。


当時もテレビでたちまち話題になって、しまいにはこの人気番組を見ないように、などという御触れさえ出るほど流行りました。


全体の流れから言葉の一つだけを切り取ると、伝えたい意図が歪められてしまうことはよくあること。作者の意図したものと変わってしまう。その点、コントも音楽も似ている。


気になって「うっせぇわ」という歌の歌詞をネットで検索してみた。ところどころ過激と言えなくはない表現があるにはあるが、今の若い人や子供の感性にはバッチリとフィットしそうだ。


メロディにのせた歌詞は、リズム、アレンジ、歌声が合わさって作り上げていくもの。文学や詩の世界と比べようもない。ボブディランもノーベル文学賞の際に、歌の歌詞は文学とは違う、云々等々言っていたように思う。


音楽の魅力は、いつでもどこにいても、その歌を口ずさめばすぐに世界が広がる。そして時に心を慰め、励ましもしてくれる。それがなんといっても音楽だけが持つ素晴らしさだ。


閑話休題。


さて、新型コロナの不安は未だ止まずですね。昨日は、緊急事態宣言の延長も言われ、3月中旬からのタイムテーブルにも変更が生じる可能性もありますが、行政の発表を待ちまして速やかにご案内させていただきます。また元気なお顔で皆様とお会いできる日を楽しみにしております。


日吉から白楽に移転したばかりの「Nap」ですが、どうかこれからもよろしくお願い申し上げます。

2021.3.4 白楽Nap 代表 竹村龍彦  

(花粉に悩まされつつ。太陽の眩しい気持ちのよい昼時にて。)