2026年1月22日木曜日

  Napの考えること2026(その 142 )「心のエネルギー」

ご挨拶が遅れましたが、本年もよろしくお願い申し上げます!!

Napも通常ライブも始まり1月も中盤を過ぎましたから、すっかり正月気分も抜けまして、いつもながらの空間になりつつあります。そして、僕自身、皆さんのライブを聴くことで、だんだんと心のエンジンがかかってくるのを感じている次第です!


さて、お正月は皆様いかがお過ごしでしたか。僕はむしろ普段より忙しい日々だったなあ~、という印象が残るお正月でした。でもお節料理などこの時期にしか食さないので、それはそれで年一回のこの独特な時期の空気を楽しんだことも確かです。


そんなお正月。お餅なんかを食べながら思ったことですが、なんだか急に、人というのは、いや、動物すべてが、口から何かを入れていないと生きていけないんだな。だから何を食べるのかは本当に大切なんだよなあと、ふと思ってしまいました。


そしてそれと同時に、心のエネルギーを満たすことも、やっぱり忘れてはならないな。とも、考えました。


お正月というのは気分的にハッキリと仕事から離れるような気持ちになります。それこそ一年に一度くらいしか会わない人とも会うことだってあります。そんなこんなで個人的には音楽からすこし離れた生活空間に放り込まれる時間が多くなる時間が増えます。


そして、正月番組を見たり、出かけたりすることによっても当然に、違う脳を使い、違う思考能力を使っています。それはそれで新鮮ですが、それがだんだんと退屈感(そんな言葉あったけかな?)を感じてきて、早く音楽漬けの世界にもどりたくなったりします(苦笑)。


これはその昔、会社員だった頃に感じたものとすこし似ていて、音楽から一定期間、離れすぎたりすると、焦燥感のようなものが体にまとわりつくような感じになります。もしかしたら出演者の方の中にもそんな方が多いかもですが。


言い換えれば、それが心のエネルギーが減ってきたという警告のようなものかもしれません。心のエネルギーというのは意識しないと減っていることをつい忘れてしまいがちです。食事とは違って、腹減ったなあ、というような具体的な兆候が現れない分、やっかいなものだと思います。


じゃあ、心のエネルギーを満たすものはなんだ? と問われたら、やはり表現すること。芸術全般を指すのではないでしょうか。


小さな子供が誰しもが、目の前に白い紙やクレヨンなどがあれば、勝手に絵を描き始めたりするように、人間は持って生まれた芸術性(創造性)というものがあると思います。


しかし、大人になって世に出るようになると、だんだんと生まれ持った芸術性は萎んでいってしまう。それを仕事としている人なら別かも知れませんが、たいていの場合、能動的に動いていないと、創造性や芸術性といったものは心の隅に追いやられてしまいます。なぜなら、生きる上での優先順位の上に来ないから、と考えます。


でも本来、芸術性というのは想像することから生まれるのですから、とても大事なもので、人を思いやる気持ちだって育むことにもつながっているのだと思います。


だから心にエネルギーを常に貯めるためにも、うまいへたは別として、絵を描いたり、詩を書いたり、楽器を弾いたり、歌ったりすることはもっと積極的に能動的に自分に働きかけていきたいものです。もちろん、音楽を聴くだけでも相当なエネルギーとなるもの確かですね。


今年もNapは変わらず、音楽が好きなミュージシャンとリスナーを結ぶ場所のひとつとして、皆様に愛される店になることを目標に精進したく存じます!!

重ねて2026年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


2026年1月20日  冬の寒さに負けるな己の心よ!白楽Nap竹村

2025年11月17日月曜日

   Napの考えること2025(その141)「個のスパイス」


いまどき辞書をひっぱりだして、物事のあれやこれやを調べる人間はどれくらいいるのだろうか? と、ふと考えます。なんでもスマホで検索すればすぐ出ますし、写真を撮るだけでこの花はなんという名前? ってのもすぐ分かってしまう。なんと便利な時代なのだと誰もが思う今日この頃(というか、かなり前からですね!)。


そして当然に、音楽も然りですね。聴きたい音楽はヒット曲はもちろんのこと、かなりの時代を遡っても聴けますし、そうこうするうちに、AIがその人の音楽的趣向を学習して、勝手にプレイリストもつくってくれる。


シチュエーション別でゆっくりしたい、気分を上げたい、ダウナーな気分を癒やしたい等々、十二分に様々な環境を考慮にしたプレイリストも日々再構築され、それはそれはものすごいスピードで進化を続けています。


もはや、アニメ、漫画や小説のみならず、音楽もAIを利用すればそれなりに、いや、想定以上の出来栄えのものができる時代。さらに、職人技の領域のプロのエンジニアの腕の見せ所であった、ミキシング、マスタリング技術でさえ、AIによってあっという間に、それなりの音まで仕上げることが可能になった。


日頃ライブハウスで出会うミュージシャンとの会話の中でもときどき、そんな話を断片的に耳にするのですが、それこそたった二、三ヶ月くらいで大きく様変わりするほどAI技術は進歩を遂げるので驚くばかり。


ただ、歌づくりに限って思うことですが。一旦、AIを駆使して音楽制作を始めたりしたら、ガラッと自分の根本的な創作意欲は違ったものになってしまうのでは? と思ってしまいます。もちろんこれはあくまでも個人的な感想ですが。


そこに手をつけた途端、これまで創作し続けてきた音楽世界の未来がすっかり変わり果ててしまう予感がします。


もちろん、僕自身も、AIにまったく関わりなく現状でいるかといえば、そうではなくて、ハードウエアーからソフトウエアに移行することで、便利なプラグアプリケーションが増えてとても重宝しています。


様々なシミュレーションを試すことも簡単にできますし、音の比較も速やかにできることでだいぶ時間効率が上がってきました。その分、作曲に時間を割くことができるのはかなり嬉しいことです。


AIを導入して根本的な曲作り、編曲、作詞にも利用したらその便利さから逃れられるなくなりそうな気がしますし、時間をかけて曲作りをするのがもどかしくなるかもしれない。自分の個性や想像性も廃れていくのでは? とさえ想像します。


だからいまのところどれだけ時間を経ようと、出来上がったものが、考えるレベルに達していないとしても、またその次に向けてトライするだけ。そうやって続けるほうが楽しいかなと思ったりします。


といはいえ、60年代にデビューした、ビートルズだって、古い曲からのインスピレーションを受けて、ピカピカの新曲を生み出し続けたように、ゼロからの新しい歌などは実際にはないのかもしれません。


しかし、その作り方は、インプットされた好きな歌をポールやジョンのような稀有な才能を持って生まれた者は、その人だけが持つ、「個のスパイス」を振りかけ、時代を先取るような、これまでに聞いたことのないメロディーと詩にマジックのように変え、新しい時代の音楽として奏でてみせてくれました!


なんだか、勝手に熱く長く語ってしまいましたが・・・(苦笑)。


たかが音楽、されど自分にとっては人生そのもの、という人間が集まるライブハウスに関わる人間として、どうにも、すっきりしない、AI関わりの音楽世界のこれからの未来はどうなるのかな~、と思うことが多々ありまして、つい、くどくなってしまいました・・・笑笑。


さて、今年も1ヶ月強となりましたね。インフルエンザの流行や、2季という言葉もでるほど、もはや秋もなく、気がついたら冬が外を陣取っているようです! 皆様もご自愛ください。そして年末に向かってできるだけ健やかに過ごせますようにと祈ります。


お時間が許す時はNapで個性豊かなアマチュアだけが奏でられる音楽の世界を堪能していただきたく願います。ぜひ足をお運びください。ライブはやはり生音を肌で、耳で感じながら観るのが一番ですよ!!!


これからもよろしくお願い申し上げます。

2025年11月21日 白楽Nap代表 竹村龍彦


2025年10月3日金曜日

    Napの考えること2025(その140)「地道であること


僕が若い時代はレコードが主流でしたから、当時流行していた、セパレートタイプの大きなスピーカーから流れ出る音に、それこそ耳だけでなく体全体で音を受け止めながら聴く、っていう感じでした。


現代はレコードやCDとかではなく、サブスクでスマホやパソコンのスピーカー、もしくはイヤホーンで聞く方が多いようですから、僕の言うこの感覚はあまりピンとこない方も多いかもしれません。


でも、音の音像がはっきりと感じられるのは、ヘッドホーンやイヤホーンなのでそれはそれでより音楽を楽しめるのも確かですね。


2001年に日吉で始めた頃の「日吉Nap」では、自作のCDを物販コーナーに並べる方も結構いらっしゃって、アンケートなんかも各自用意して配ることが常でした。


アンケートというのも、皆さんご用意していましたね。それもいまはありません。SNSなどで、コメントのやり取りが主流ですから。自主CD制作もコストを考えると、圧倒的に音楽配信が良いのでその方向へと加速しているようです。


かく言うこの僕も、重い腰を上げて、新作のレコーディングを始めました。久しぶりに宅録も始めたことで、思うこともたくさんありました。


ライブと録音とのアプローチのあり方や、録音している曲にはどのようなコンセプトで仕上げるべきか。Napのステージで奏でる同じ世界観が良いか、否か。あえて違う世界観を見せるべきか等々。


レコーディングを始めてすぐに新たな大小さまざまな難題や壁にぶち当たって、制作が遅々としてすすまないことに苛立ちを感じたある日、僕はふと、パートナーが骨折(4月)した際に地道にリハビリしていた姿を思い出しました。


やっとギブスをはずして少しばかり足を動かせるようになった直後から始まったリハビリは、そんなちょっとした動きで筋肉が鍛えられる? というような地味なトレーニングばかりでした。しかしその地道なトレーニングは日に日に効果を表してきました。


「石の上にも三年」という諺もありますが、まさにそのような感じです。わずかな進みではあるけれど、確かに着実に効果が現れてくるのです。その地道な努力の成果にすこし驚きました。


そんなこともあって、レコーディングで一日かけてパソコンと向き合っても、たったこれだけしか進んでない!? とがっかりする時も、いや地道で大丈夫なんだ、わずかでも進んでいることに変わりない。と、思えるようになりました。


レコーディングしていますと、他の人がつくった音楽の聴き方がすこし変わってくるものです。単にこの曲いいね、だけでなく、その曲のミックスバランスやアレンジについても関心が向くようになります。


また、ギターやピアノ、ベースのフレーズやコード進行のみならず、リズム隊のアプローチやテンポ感など。その曲を構成している中で何が一番大きく貢献しているのかが、わかる気がしてきます。


そういう意味でも、レコーディングは自分の曲を掘り下げるきっかけにもなります。Napではプロのエンジニアの方を招いて本格的な制作も行なっておりますので、ぜひご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。


さてさて。今年もあと3ヶ月ほどになりました。師走も迫る暮れになってからまたやり残したことを数えることのないように僕ももっと行動に移したいと考えております!(苦笑)。


これからも皆さんとご一緒に、自由な音楽を奏でる空間である「白楽Nap」で、音楽を通して、心通わせ、楽しめますようにと心より願います!!

2025103 白楽Nap代表 竹村龍彦


2025年4月12日土曜日

  Napの考えること2025(その139)「自作レコード」


自分の音楽歴史というものが誰にでもあるでしょう。なぜ音楽を始めるに至ったか。初めてのオリジナルは何だったか。キャリアが長ければ長いほど、そのストーリーも多岐に亘り内容の濃いものであると想像します。


たとえばビートルズのように時代に強烈な彩りを添えたミュージシャンが作ったアルバムなんかは、今聴いていても新鮮さに溢れ、彼らの革新的な姿勢や挑戦をリアルに感じ取ることができます。


ところで、この間部屋片付けをしてましたら、押し入れにしまったままの、19歳で作ったレコード(当時はレコードのみ)が出てきました。思い切って、そのレコードをターンテーブルに載せて聞いてみましたところ、我ながら瑞々しい歌声と演奏だなあ、と変に感心してしまいました。と同時に十代の頃の自分の心象風景が目の前に拡がってきて不思議な感覚を覚えました。


録音当時は、つたない自分の演奏ばかりが気になったものですが、今はそのことだけにとらわれたりぜずに最後までちゃんと聞くことができたことも意外でした。


いうまでもなく、オリジナル曲が完成した暁には、どんな曲であれ、確実に自分の心に小さな誇りのようなものも付与されるものだと思います。曲のクオリティの差は多少あれど、自分が生み出したもの、という自負があるからでしょうか。


しかし、ミュージシャンの多くが、ライブや自主制作の録音物に対して皆似たようなことをおっしゃいます。「自分の満足できるレベルにはまだまだ達してないなあ・・」と。


でもそれは、更なる上を目指しているということの証拠でもあるので、良いことだと思います。何より大事なのは、次の行動を移せるかどうか、それに尽きます。


僕は音楽のキャリアがそれなりに長いのに、公式には2枚のアルバムしか出していません。数えてみたらトータルたったの21曲です。たぶん300曲近くつくってきたのに、です(苦笑)。


その後、会場売りだけを想定した、CDR盤はその後、何枚か出してきましたが・・・。そのことは、販売予想への自信のなさの表れとも言えます。もちろん、制作費が安く済むというのも理由の一つですが、一番の理由は、やはりまた売れないのでは(苦笑)という不安があったからだと思います。


自信を持って制作して、「きっと、ある程度は売れるだろう」と、思って公に発売したCDだったのに、結果、想定以上には売れなかった・・・、という現実はあまり認めたくない事実でした。しかしそれとは矛盾するようですが、売れなかったからと言って、自信を失った訳ではなかった、ということが僕にとっては最も大きな発見でした。


ですから、その後、もう音楽活動はやーめた、とか。もう趣味で楽しみます、とか。他の趣味に走ることもなく、いまだ新曲をつくり、ライブにも臨んでいる自分がいます。


こうなってくると、もう音楽(僕の場合はアコギ弾き語りという意味になりますが)は生活の一部、例えるなら、体の動脈と同じくらい重要で、自分の人生を動かす気持ちの上での大きな動力とも言えます。だから、やはり、クオリティ、云々だけでなく、その時々の自分の力のほどをしっかりと記録に残すことは大事だなあ、とつくづくも思ったのです。


こんなふうに今考えるのは、振り返るに、結局いつも頭で思うだけで、行動には移していなかったな、という後悔と反省のようなものが入り混じっているからでしょう。


そんなこんな考えるきっかけとなったのが、19歳の時に作った、この自分のレコードなのでした!


現代は音楽配信も手軽にできるようになりましたが、個人的にはちゃんとCD、または、今はレコードもけっこう流行ってますから、そろそろ腹を決めて、次のアルバムをまずは一枚出そうと心にまた誓っているところです(笑笑)。


閑話休題。


さて、全く持って個人のブログのような文になってしまい申し訳ありません。でも何かしらミュージシャンの皆さんなら感じるところがあるのかな?と思い敢えて記してみました。


時代が大きく動いている今日の世界情勢です。何にも動ぜず、過ごしたいものですが、そうはいきませんね。瑣末なことから、ただならぬ困難なども突然目の前に表出することだってあります。


そんな時、自分を励ましてくれる一つが、自作のオリジナル曲だったりすることもあるわけで。これまでのことの何もかも、一つも無駄なこと、無駄な時間などもなかったんだな、と考えたりしました。


どんな場所であっても、どんなシチュエーションであっても良いから、音楽を楽しめるところに自分を置くことができたらと願います。


白楽Napもそんな一つの場所として、これからも皆様に覚えられるのなら幸いです。またお店で、そしてステージでお会いできる日を楽しみにしております。引き続き宜しくお願い申し上げます。


2025年4月12日 白楽Nap代表 竹村龍彦


2024年12月31日火曜日

 Napの考えること2024(その138)「スクリーン」


今年は元旦の能登半島地震から始まり、その後の各地での地震や自然災害が続き、世界でも愚かな戦争が終わりを見せない等々、不確かな時代を予感させる出来事が続きました。


今日こうして2024年も無事に大晦日を迎えられることは奇跡的なことなのかもしれません。おかげ様で白楽Napはこの12月で四周年を迎えることができました。改めて多くの皆様に感謝申し上げます。


音楽は人間の心に、共感と癒しを与える力があると思います。人類皆兄弟という言葉があるように、音楽は世界と共有できる芸術の一つと言えます。もちろん音楽にも人それぞれ好き嫌いはあるにしても、たった一人だけにしか届かない音楽であっても、それは地球の重さ以上の価値があるはずです。


アマチュアのミュージシャンいえどもその世界の一任を果たしています。それを体現していると思います。僕自身もそうですが、一見地味な音楽活動のようにみえても、自分の人生にとってなくてはならないもの! そういうミュージシャンがほとんどです。キッパリ(笑笑)


今日もどこかの場所で様々な音楽が奏でられています。ステージに立って、緊張しながら演奏するミュージシャン、それを聞くリスナー。そしてそのライブ空間で浮かび上がってくるのは目には見えない、心に映り出されるスクリーンです。


ステージで奏でられるパフォーマンスによって、そのスクリーンに描かれるものは自由自在に変化を遂げ、まるで映画のように次々と場面が浮かんでは消え、また浮かんでくるのです。


何より素晴らしいのは、例えその歌が大観衆の中で奏でられたものでなかったとしても、その本質は何も変わることはなく、聴く者のたった1人の心の奥深くに直接届くということ。音楽で心を通わせることができる、ということ。それが音楽の力でもあり、マジックのひとつでもあります。


僕もかなりの音楽(オールジャンル)大好き人間なので、青い少年の頃から、そのことで随分と力や夢や希望を持って生きてきました。そしてそれは、今もこれからも、決して消えることのない世界ですから、大丈夫、未来は明るい! そう思ったりします。


閑話休題。


さて、今年の師走は日本海側では特に雪が多いようですね。僕の故郷秋田も大雪のようです。

皆様、風邪などひかぬようご自愛ください。そして楽しいお正月をお迎えください。


来年が皆様にとって夢のある日々が待っていることを祈ります。そして来る2025年が平和な一年でありますように!!

2024年12月31日 白楽Nap竹村・新山