Napの考えること2022(その130)「Colorful」
とにかくなんでも手軽に早く安く、且つクオリティも損なわないものが価値あるものとするのが現代。音楽も然り。僕も事務仕事をする時はもっぱら某〇〇ミュージックで思い付いたアーティストを検索してBGMにしている。レコードやCDならこうはいかないから、ほんとに便利な世の中になったなぁと思う。
先日、娘が家に来た時、僕の部屋にある古いカセットテープを見つけて聞いていた。それは小さかった頃の娘が習い始めたばかりの頃に弾いたピアノの音で、懐かしく感慨深く聞いたらしい。
今じゃカセットデッキやMDデッキはマニアの間でくらいしか使わないかもしれないがスマホのない時代の手軽な録音には必須アイテムだった。おかげで今もたくさんのカセットテープやMDが部屋の隅の棚にぎっしり詰まっている。
しかし録音ソースのことで言えば、アナログからデジタルに移行しても音のクオリティーは良くなったが、マイクを立てたり、編集したりの手間隙はいまもそんなには変わりはしない。
僕は最初、中学の時に7歳上の兄貴から譲ってもらった2trアナログ1/2インチのオープンリールデッキで多重録音を始めた。それから次にダブルカセットデッキ、4trマルチ、8trマルチ、デジタル24CH、そしてDTMでの無限のトラック録音ができる現在までそれは続いている。
だからもう数えきれないほどの音源が手元にある。それらを今聴いてみると確かに時代の音を感じる。当時流行ったドラムやシンセのサンプラー音源の音がその時代性を彩っている。
その点、ギターの弾き語りそのものの音には古いも新しいもない。だからアコギの音やシンプルなバンド構成の音に一層の魅力を感じてしまう。
デジタルの完成された音も刺激があって面白いけれど、結局なんとなく爪弾くアコギの音に癒されてしまう。考えてみるとここ最近はアコースティックサウンドをフィーチャーしたヒット曲が少ないように思う。これも時代なのかもしれない。
でも確実に僕のような人間も多くいるはずなので、好きな音を探究して記録に残していけたら楽しいと思うので、相変わらずNapはアコースティックにこだわっていきたいと考えるのです。
さて、もう5枚目となる、新しいコンピレーションアルバム「Colorful」もいよいよ、2022年7月30日に公式に配信する予定です。
しばしお待ちください。そしてぜひ期待してください。たくさんの方にダウンロードしてもらえるようなアルバムを目指し鋭意制作中です。引き続きよろしくお願い申し上げます!!!
2022.6/19 夏らしい風が吹く朝に。白楽Nap竹村龍彦
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