2021年10月3日日曜日

 Napの考えること2021(その126)「心の処方箋」



この10月から非常事態宣言等々が解除となりました。本当の意味での日常を取り戻せる第一歩になればと祈ります。


これまでのコロナ感染拡大での途方に暮れるような時期とはまた少し違ってきました。この新しいウィルスに打ち勝つために戦ってくれた医療従事者の皆様、そして世界中のワクチン研究機関及び科学者の皆様に心よりの感謝と拍手を送りたいと思います!


今はコロナに注目が集まる時代ですが、どんな病気でも薬というものができるたびに人は未来への希望や安心を手に入れてきました。きっとコロナウィルスにも打ち勝つ日は近いと信じます。


僕は音楽の世界を生業としてきましたが、この音楽も一つの薬のようなものですね。自分自身一番身に染みて感じているかもしれません。


少年の頃、町の本屋で買った音楽雑誌に「サイモン&ガーファンクル」のポールサイモンが1973年5月に発表したソロアルバム収録の「「アメリカの歌」という歌詞が載っていました(今もその雑誌を大切に持っています!)。その頃の自分のモヤモヤとした気持ちを見透かしたような言葉の羅列があって、ハッとしました。


学校で毎日のように話す友人でもなく、ましてや親や兄弟でもなく、遠い外国のアーティストが僕のすぐ隣に座り、耳元で語ってくれている。そんな不思議な感覚にとらわれました。そして自分の心がスッと晴れていくのを感じたものです。


コロナが収束し、経済も回り、人々の生活も安定していくことを誰しもが望むこの時代。だからこそ自分の心の処方箋にも気を留めることも大切と思う今日この頃です。


「白楽Nap」も音楽を聴くことが大好きな人、音楽を奏でることで力を与え(与えられ)もらっている人、そんな人々が集う場所となれるようにと願います。重ねてこれからも宜しくお願い申し上げます。


10/3 台風の後の秋晴れの日の夕暮れ時にて。Nap代表 竹村龍彦

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