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Napの考えること2011(#45ー#47)
2011年 12月 07日
考えること(その47)「届けたい歌」
気分によって無機質といわれるようなコンピューターサウンドが心地よいときもあれば、耳をつんざくような疾走感命のハードなバンドの音が気持ち良いときもある。(Napではアコースティックライブのみです。あしからず!)
そんなすばらしいアーティストにもっとたくさん出会いたいし、新しい音楽をもっと楽しみたいと思う。
年に数回だけれど、大物アーティストを観に行くことがある。まあ、よくもこんなたくさんのファンがいるもんだと感心する。
でもよーく考えてみると世の中、僕のような音楽好きはたくさんいるわけで、同じように好きなアーティストのために時間の余裕とお金とタイミングが合う限り足を運ぶわけで。
もしかしたら一部の音楽好きな人間がこの音楽業界を支えているのかなと思ったりもする。
まあそんな余計な想像は別として、そんな音楽好きな方々に自分の音楽も加えてもらえるよう精進しなければと思うのである。
閑話休題。
長い間音楽を続けていると何度か自分の音楽的方向性なるものを修正したくなることがある。
妙に昔の歌の方が出来が良く思えたり、はたまた新曲だけがすべてに思えたり。
それこそ気分でコロコロ変わる。いつも何かが足りない気がしてくる。
もともと音楽にはおおきく(乱暴に言えば)ふたつの楽しみ方があるのではないでしょか。
夜ひっそりひとりでヘッドホーンなんかで個人的に楽しむ音楽。そしてもうひとつは車の中や雑踏の中や野外などで複数で聴くのにぴったりな音楽。
果たして自分のつくる歌はどのシチュエーションに似合うのか。そんなことを考えるのもおもしろい。
でも、問題はどちらに当たるのかどうかではなくて、誰に向かって音楽をつくっているかどうか。
たったひとりの人のことを想ってつくった歌でも、不特定多数に向かってつくった歌でも。
シンプルなことだけど、誰に向かって歌うのかは大切なことだ。
調子のすぐれないときはこのあたりまえのことがさっと出てこない。
だから凡人である僕はついこんな小さな事をチマチマと考えてしまう。
さてさて。
いよいよ師走の12月に突入です。まだまだ総括できない気持ちが残る今日この頃ですが。
とりあえずは体調維持も心がけて、さあ残り一か月。ご一緒に存分音楽を楽しみましょう!
2011年 10月 14日
考えること(その46)「CDが一番」
CDが売れなくなった、なんて声が聞こえ始めてからずいぶん経ちます。
そんな時代に取り残されたような気分を横に置いて、僕はいまでもCD屋さんに足繁く通っております。
時代の空気を感じるにはやはり音楽が一番。
小さいながらもCDジャケや盤面の輝きなんかも好きです。
レコードにはかなわないけれど、クオリティの高い音やコンパクトにまとまったデザイン、紙の感触なんかも良い。
だけど最近はCD制作をする方も減っていて、ネット配信やYouTubeをはじめとした様々なサイトで公開しているアーティストも多いようですね。
また、音楽だけでなく、このブログのように活字を発信する世界も増えてきました。
一時期はmixiという言葉がアーティスト合言葉のようになっていたのに・・・。
まったく時代の移り変わりの速さには驚くばかりです。
おかげでいろんなツールを選べるようになったとも言えますが。
ただ、個人的にはもう何かひとつに絞りたいなと思う時もあります。
たとえば日記。
年に何回か思い立ったように書き始めたりしますが、結局は二三日もしないうちにやめてしまいます。
ひとつは自分の字のへたさ加減に。
ひとつはちゃんとした気持ちを文字にできない(つまりは技術的な問題?)ために。
で、これまたいつもと同じ結論に戻ってしまうのですが、
やっぱり文章より音楽で気持ちを表現するのが一番だなあ、と。
まあ、ハデに世の中に発信できるシロモノかどうかは別として、
気分は大物アーティストと同じ世界を見ているわけで。
きっと生みの苦しみもそんなに変わらないはず、と勝手に決めつつ、
自分にとっての音楽は無理なく楽しみながら自己表現できる唯一の手段だと思い知るわけです。
そしてできるならば、日記のように、かたちにも残す。
それも大事なことだ、と強く最近思います。
ネットももちろんすてきですが、個人的には手で触るときの触覚と耳と脳で感じる聴覚その両方を満たすCD。
それがやはり一番です。
今年の暮れまでには僕も一枚はつくりたいと思ってますが・・・。
あとはやる気と根気と努力あるのみ!
がんばれ自分。
2011年 03月 15日
考えること(その45)「祈りを込めて」
このたびの甚大なる地震により被災された皆さまにこころよりお見舞い申し上げます。一日も早い復興をお祈り申し上げるとともに微力ながらNapとしても支援活動も行いたいと思います。
街に出ると異常なまでのこの状況下に日常品を買い占める人々が増えているようです。買い物カゴ一杯に詰め込む姿におもわず自分自身、冷静に行動をしなければと考えてしまいました。
被災地以外の経済活動まで止まれば、自分の生活はもちろんのこと、いろんなところに影響が及びます。こんなときこそ落ちそうな気持ちに負けず、知恵を絞り、努力をしなければと思う次第です。
さてさて。ここ数日間のTVはCMもなく怒涛のように情報が溢れています。不安で目が放せなくなります。そしてしまいには頭の中が固まっていくような感覚にさえなります。
今日はすこしCMもあったりで状況は変わりつつあるようですが、やはり料理に塩が不可欠なように、人間には遊び心やユーモアが必要なのだと思います。ましてや音楽を含む芸術は言うに及びません。
昨日、部屋でギターを弾きました。ほんのひとときでしたが現実を忘れることができました。僕にとっての歌はやはり大きなものです。
単にライブハウス経営者だからということではなく、歌が好きな人は歌を。車が好きな人は車を。ゴルフが好きな人はゴルフを。映画が好きなら映画を。絵が好きな人は絵を。カラオケが好きならカラオケを。
こんなときだからこそ気持ちをきりかえることも同時に忘れてはいけないと感じます。それが前に向いて生きる力のひとつになるはずです。
もちろん状況が許さない方には不謹慎に聞こえるかもしれません。ただ、おおげさな言い方をすれば、今を生きる、ということも考えさせられもしました。
被災者の皆さまにおきましては一日も早く希望のある生活が訪れるますようお祈り申し上げます。
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